みなさん、こんにちは。今日は、投資信託で出る収益について考察していきたいと思います。
投資信託ででる収益について
投資信託ででる収益については、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の2つがあります。
キャピタルゲインとは株を売って得る収益のコト、について
キャピタルゲインは、簡単に言うと持っている株を売却した時の売却益のことです。
購入した株式を売却し、購入時よりも高い金額で売却できた、つまり、利益が出ればキャピタルゲインとなります。譲渡所得や値上がり益とも言われます。反対に、損失が出た場合はキャピタルロスと言います。
例を挙げてみると、上図のように、ある株を購入して一定期間保有したのちに売却するとします。
その際に、購入額100万円に対して売却時に200万円で売れたとします。そうすると、100万円の利益が出ますよね。この100万円がキャピタルゲインになります。
キャピタルゲインのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
ハイリターンが期待できる | ハイリスクになりやすい |
短期間で結果がでる | 投資先選びが難しい |
キャピタルゲインのメリットは、まず、ハイリターンを望むことができることだと思います。株価の変動差を利用して稼ぐこととなりますので、株価の差が大きければ大きいほどハイリターンとなります。
よく世間で言われている株で大儲けしたといっている人たちのほとんどがこのキャピタルゲインで利益を上げた人ではないかと思います。また、短期間で結果が出やすいというのも特徴の一つです。株価の変動を利用して稼ぐので、大きく値動きする株式投資なら、1日で5パーセント以上のキャピタルゲインを出すことも可能です。
一方で、キャピタルゲインのデメリットは、ハイリスクです。上記で書いたように株価の変動を利用して利益を上げていくこととなります。
株価の変動について、100%確実に予測できる人はおそらくいないといっても過言ではないと思います。つまり、確実でない株に対して投資することになりますので、極論、ギャンブルと同じではないかと思います。これに連動しますが、投資先選びの難しさがあります。繰り返しになりますが、株価の変動を100%確実に予測できる人はいませんので、確実な投資先は選べないということになります。
このようなキャピタルゲインですが、どのような方におすすめかというと、株価の変動を頻繁にウォッチする時間がある人や、リスクが一定程度大きくてもハイリターンを狙いたい人に向いています。
インカムゲイン
インカムゲインとは、資産の保有中に得られる利益のことです。例えば、株式の配当金や債券の利息、不動産の家賃収入などが該当します。インカムゲインは、資産を保有し続けることで継続的に収入を得られるのが魅力です。
インカムゲインのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
長期の安定収入が期待できる | 大きな利益を狙いにくい |
時間や手間がかからない | 実質的なマイナスになる可能性がある |
インカムゲインのメリットはなんといっても「時間や手間がかからないこと」だと考えています。筆者のようにサラリーマンをやりながら片手間で投資を行う場合、やはり、時間や手間はそこまでかけられません。そこそこの時間と手間で狙うことのできるインカムゲインはとても魅力的です。また、その資産を保有している間は定期的に収益を得られます。年間、保有資産の数%程度の利益と金額は小さいものの収益が安定しており、売買が必要になることも基本的にはありませんので、時間や手間をそれほど取られることも少ないと考えます。。
一方でデメリットとしては、今まさに書いた「大きな利益を狙いにくい」ということです。株式の配当金や債券の利息、不動産の家賃収入などがインカムゲインにあたりますので、だいたい保有資産の数%が年間の利益というところです。100万円の株を持っていても年間数万円しか利益が得られないということになります。
では、インカムゲインを狙う人はどのような方がよいかですが、ずばり、筆者と同じサラリーマンだと思います。「時間をあまりとることができないこと」「主収入はあるので、利益額が少なくてもよいこと(よくはないが・・・)」が現役サラリーマンにはビッタリとあてはまると思います。
まとめ
・キャピタルゲインは、おおきな利益を狙うことができるが、日々の株価チェック等の時間と手間がかかる可能性が高い
・インカムゲインは、小さな利益となってしまうが、頻繁な売買等は必要ないので時間と手間がそれほどかからない
ということとなります。皆さんも自分が置かれている状況を踏まえた中でどちらを狙っていくかを検討してください。
筆者は、インカムゲインを狙っていくことにしました。