みなさん、こんにちは。 今回も投資信託の商品の種類について考察していきたいと思います。主に、投資対象資産について考察していきます。
今日は、投資対象資産について、考察していきたいと思います。
投資対象資産とは、リターンを得るために、ある程度、リスクをとって運用する対象（商品）をいいます。
投資信託協会が発信している「商品分類に関する指針」の中で５つに分類されています。その分類は、「株式」「債券」「不動産投資信託（リート）」「その他」「資産複合」になります。
↓ 投資信託協会の指針については、以下URLをご確認ください。
https://www.toushin.or.jp/fileadmin/open/general/file/profile/t42.pdf
投資信託協会からのデータですと、2023年10月現在で投資信託のファンド数は5,817本あり、株式は2,508本、債券は1,408本、不動産投資信託は416本、その他は171本、資産複合は171本あります。
ほとんどが株式と債券ですね。
詳しくは、下図をご確認ください。
株式
株式とは、株式会社が資金を集めるために発行する証明書のことです。株主は、株式を購入することで、企業の構成員としての地位や権利を得ます1。株主には、株主総会への参加権、配当金の受け取り権、株式の売却権、株主優待を受け取る権利があります。株式の価格は、企業の業績や市場の需要・供給によって変動することから元本割れすることもある、もっともリスクの高い投資対象資産と言えます。
株式を持つことで、以下３つの権利を得ることができます。
所有権
株式を保有していることで、その企業の一部を所有しているということです。
配当
企業が利益を得たとき、その一部が株主への利益として分配されることがあります。
議決権
これは企業の重要な決定を行う際の権利で、株主総会などでの投票権を持つことを指します。
債券
債券とは、国や企業などの発行体が投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券のことを言います。債券には満期が定められており、満期となる償還日には、額面金額が投資家に払い戻されます。投資家は、発行体に対してお金を貸す代わりに利子をもらいます。債券は、一定期限までの期間、一定利率の利息を支払うことを約束した証券であることから、株式に比べると安定性が高いといえます。
ただし、債券は元本が確実に担保されるわけではありません。債券の発行体が倒産や財政難などの状況に陥ることで、債券の額面価格が返ってこなくなることもあります。債券投資は、株式投資に比べて安全性が高いとされますが、元本割れが発生する可能性があることも覚えておく必要があります。
不動産投資信託（リート）
不動産投資信託(REIT)とは、不動産を対象とした投資のことを指します。。投資家から集めた資金で不動産を購入し、運用する中で得られる譲渡益や家賃収入を投資家へ分配する仕組みです。不動産投資信託は、少額から購入できるため、資産が少なくても投資ができるというメリットがあります。ただし、リスクとしては、不動産市場の変動による価格変動リスク、利回りの低下による収益減少リスク、不動産の空室リスク、金利変動によるリスクがあります。
その他資産
目論見書又は投資信託約款において、組入資産による主たる投資収益が実質的
に上記（1）から（3）に掲げる資産以外の資産を源泉とする旨の記載があるものをいう。なお、
その他資産と併記して具体的な収益の源泉となる資産の名称記載も可とする。
資産複合
目論見書又は投資信託約款において、上記（1）から(4)に掲げる資産のうち複数
の資産による投資収益を実質的に源泉とする旨の記載があるものをいう
まとめ
債券は、利子があらかじめ決められているほか、満期になると確実に元本が戻ってくるため、低リスクで資産運用ができますが、商品の利率は総じて低くリターンは株式を比べると低いものとなります。
一方、株式は、企業の業績や景気の影響を強く受ける金融商品なので、損失のリスクが高い分、得られるリターンも大きいのが特徴と考えられます。
不動産投資信託やその他資産は初心者の筆者には難しすぎるので避けていきたいと思います。
筆者は、一定のリスクを取った中で一定のリターンをもくろんでいるので、債券は似つかわしくないと思料します。ついては、筆者は株式を選択していきたいと思います。！
