みなさん、こんにちは。 今回も投資信託の商品の種類について考察していきたいと思います。主に、運用スタイル、特に、ファンダメンタルズ分析について考察していきます。
ファンダメンタルズ分析とは
ファンダメンタルズ分析とは、経済、政治、国の人口などの世界経済等の大きな視点の見通しであったり、個々の企業の財務状況などの動向などの情報の調査分析を基に、投資先を選定する手法を指します。
このファンダメンタルズ分析は大きく分けて2種類に分けられることができ、これが冒頭で出てきた「トップダウンアプローチ」と「ボトムアップアプローチ」です。
トップダウンアプローチは素人でもなんとなく考えることはできることについて
トップダウンアプローチとは、簡単に言うと、世界を真上から見て、「お金が今、どこに向かっているのか?」を考えることです。
といってもピンとこないと思いますので、別の言葉で言い直すと、世界経済の中でどの国や何の資産にお金が向かっているのか。を、経済指標や実際に発表されているデータを使って未来を予想し、お金がどこに向かっているのかを分析することです。
やり方は単純で、世界経済から有利な地域を選び、そこから更に有利な業種を絞り、有望な企業を選ぶと言うような手法です。
広い範囲から的を絞っていくため、銘柄選びの効率も良く、初めての人にもやりやすい手法だと思います。
例を挙げたいと思ったのですが、2023年年末の今は素人の筆者には世界経済の有利な地域を選ぶのは非常に難しい、と思いました。
というように、このファンダメンタルズ分析は、素人で簡単にできるものではありません。ただし、投資商品を選ぶにあたって考えることはできると思います。
一般的なところでいうと、例えば景気が上昇し始める局面では、景気動向に敏感な銘柄(例:自動車関連など)に注目し、逆に景気が悪くなる局面においては金利に敏感な銘柄(例:電鉄、電気、ガスなど)や景気の動向に左右されにくいディフェンシブ株(例:食品、医療など)の投資を検討する、などのアクションが取れるようになります。この景気動向を見極めるために参照する経済指標として、内閣府が発表している景気動向指数やGDPなどが挙げられます。
ボトムアップアプローチは素人はできないと考えた方がよいことについて
ボトムアップアプローチは、いま考察したトップダウンアプローチとは逆で、個別の企業をひとつひとつ確認していくやりかたです。
企業は、創業期、成長期、安定期、衰退期があるといわれています。それぞれの説明としては、読んで字のごとくですが、創業期と成長期はぐんぐん成長していく時期、安定期と衰退期は停滞している時期と考えられます。
ボトムアップアプローチでは、創業期と成長期の企業を狙っていくのが考え方となります。
では、どうやって、創業期と成長期の企業を見つけられるか、というと非常に難しいです。また、完全な回答を持っている人はいません。たとえ、凄腕の投資家だとしても100%ではないのです。
その中でも、各企業の決算書やニュースリリース、世情の流れ等を把握して検討していくこととなります。
ですので、素人の投資家は、ボトムアップアプローチはできない、と思った方が良いと筆者は考えます。
まとめ
これまでファンダメンタルズ分析、トップダウンアプローチ、ボトムアップアプローチについて考察してきました。
投資を行っていく上では非常に大切な考えですが、筆者には難しい考え方でした。
いっしょにゆっくり勉強していきましょう!