みなさん、こんにちは。 今回は、NISAにおける先進国株について考察してみたいと思います。
- 先進国の明確な定義はない
- 株式投資の世界での先進国の定義はMSCI KOKUSAI インデックスの構成国であること
- 先進国株の定義は、MSCIコクサイインデックスに準拠している投資信託のことをいうこととする。
先進国の明確な定義はない
先進国という言葉はみなさんもよく聞かれると思いますが、実は、明確な定義はありません。
G7(「アメリカ」「日本」「ドイツ」「イギリス」「フランス」「イタリア」「カナダ」)やG20(フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ、EUロシア、BRICSの残り4国とアルゼンチン・オーストラリア・インドネシア・メキシコ・韓国・サウジアラビア・トルコ)を先進国ということには、みなさんも違和感はないと思いますが、これ以外にもいろいろな定義があるようです。
たとえば、OECD(経済協力開発機構)に参加している国を先進国としたりともしています。
つまり、世界共通の先進国はコレ!という定義はなく、その場その場の状況で決めているようです。
株式投資の世界での先進国の定義はMSCI KOKUSAI インデックスの構成国であること
株式投資の世界でも上記と同様で、先進国を定義しているインデックスプロバイダーは多くあります。
その中でも特にグローバル株投資の指数においてMSCIKOKUSAIインデックスの存在感は群を抜いています。
MSCI KOKUSAI インデックスとは海外先進国の株価指数を知るのにつかわれている株価指数
MSCI KOKUSAI インデックスは、日本を除く先進国22カ国の株式市場全体の動向を示す株価指数です。(MSCIはモルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナルの頭文字で、この指数はモルガンスタンレーが提供している指数)
同社が算出・公表する株価指数の総称を「MSCI指数」と呼んでいます。
MSCIによれば、MSCI指数をベンチマークとして運用する資産総額は16兆3000億ドル(約1870兆円、2021年6月末時点)に上り、上場投資信託(ETF)については1300本以上(20年3月末時点)がMSCI指数をベンチマークにしています。
MSCIは先進国や新興国などの市場別や国・地域別、産業分類別など多岐にわたる株価指数を提供していますが、代表的な指数として、全世界の株式を対象とした「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」のほか、先進国の上場銘柄で構成される「MSCIワールド・インデックス」や「MSCIコクサイ・インデックス」などが挙げられます。
MSCIKOKUSAIインデックス(MSCIコクサイインデックス)の構成国
構成国は、以下の22か国です。たしかに、先進国といっても違和感のない国々ですね。
オーストラリア、イスラエル、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、香港、アイルランド、イタリア、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、英国、米国
先進国株の定義は、MSCIコクサイインデックスに準拠している投資信託のことをいうこととする。
このようにMSCIコクサイインデックスは、全世界で採用されている指数であることから、先進国株とする投資信託はこのMSCIコクサイインデックスに準拠している投資信託を選択していくこととします。
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