みなさん、こんにちは。 今日は、円安と円高と投資信託の関係性について深く考察していきます。
円安と円高について、前回考察し、海外株を購入する際には密接に関係あることがわかりました。
※詳しい解決は以下をご確認ください!
takewoinvestment.hatenablog.com
今回は、この円安と円高と投資信託の関係性について深堀していきます。
海外の投資信託は、円安時はお得、円高時は損!?
為替相場が円安のとき、つまり投資している国の通貨が円に対して強くなるときは、為替差益が生じるため、海外投資にはプラスの要因となります。
逆に、為替相場が円高のとき、つまり投資している国の通貨が円に対して弱くなるときは、為替差損が生じるため、海外投資にはマイナスの要因となります(元本割れが生じるリスクがあります)。
実際の事例で検証してみる!
実際の為替レートで検証してみます。
日付 | 1米ドル |
2021年3月25日 | 109.38円 |
2021年9月24日 | 110.91円 |
2022年3月25日 | 122.57円 |
2022年9月26日 | 144.52円 |
2023年3月24日 | 131.15円 |
2023年9月25日 | 149.00円 |
2024年3月22日 | 152.09円 |
上図のとおり、いまの日本円は徐々に円安に進んでいることが分かります。
つまり、日本円がどんどん弱くなっていることが分かります。失われた30年といわれるバブルの崩壊やITへの対応の遅れ等により日本経済が全世界と比較すると弱くなっているのが分かります。さみしいですね。
2021年3月は、1米ドルを109円で交換することができましたが、直近の2024年3月では、1米ドルを交換するのに152円かかってしまうことが分かります。
この考え方を踏襲して、上記の時期に100万円の米国株を購入したとした場合の換算結果を下図に示します。
日付 | 1米ドル | 100万円分 |
2021年3月25日 | 109.38円 | 9,142.4 |
2021年9月24日 | 110.91円 | 9,016.3 |
2022年3月25日 | 122.57円 | 8,158.6 |
2022年9月26日 | 144.52円 | 6,919.5 |
2023年3月24日 | 131.15円 | 7,624.9 |
2023年9月25日 | 149.00円 | 6,711.4 |
2024年3月22日 | 152.09円 | 6,575.1 |
2021年は、同じ100万円で「9,142.4株」購入することができましたが、2024年は、「6,575,1株」しか購入することができません。
つまり、日本では同じ価値の100万円であっても為替レートの影響で、「2,567.4株」の差が出てしまっていることとなります。
為替差益は甘く見るべきものでないことがかわりますね。
海外株を購入するときは、為替差益をしっかりと考えよう!
これまで考察してきたように、海外株を購入するときの為替差益は馬鹿にすることはできません。
しっかりと考えましょう!