みなさん、こんにちは。 今日は、分散投資における時間分散について考察を進めていきます。
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分散投資について、資産別、地域別、銘柄別、時間別があることを考察してきました。
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今日は、これまで考察してきた分散投資について、最後の時間分散について考察してまいりたいと思います。
時間分散と言えば、ドルコスト平均法
一度に全額を投資するのではなく、何回かに分けて投資したり、毎月一定額を積み立てるなどの方法で購入時期を分散させることによって、一度に投資するよりも購入価格を抑える効果が期待できます。
定期的に一定金額で投資信託を購入する「ドルコスト平均法」という方法を利用するのも、1つの方法でしょう。
ドルコスト平均法とはなんだろう?
ドルコスト平均法とは、「値段の変動のあるものを同じ金額ずつ買っていくと、"高い時には少ない量を買い、安い時には多くの量を買う"ことになるので平均単価を引き下げられる」ことを言います。
下図のように、ある株式の値段が折れ線グラフのように変化したとして、それぞれの時にたとえば100万円ずつ投資していくと、買付株数は棒グラフのようになります。
ここで、平均株価は[(1,000+1,500+500+1,000)÷4]で1,000円です。しかし100万円ずつ買った場合、合計で4,666株買えましたから、平均買付単価は400万円÷4,666株=857円となり、平均株価より143円も安く買えたことになります。その理由は上記の通り、「高い時には少なく買い、安い時に多く買っているから」です。
このように、時間分散というのは非常に有効な株式購入法です。
ドルコスト平均法は、定期的にお金を貯めるものなので、貯金に有効な方法の一つでもある。
これは、株式投資とは少し違う考えになりますが、よく貯金の方法として良いといわれている方法が、強制的にお金を差っ引いていくことです。
例えば、給料20万円もらっていたとして、そのうち3万円を別の口座に自動的に振り分けることで貯金がうまくいく、という方法をいろんな書籍で言われています。
これと同じことがドルコスト平均法を使うことで実現可能です。
ぜひ、使ってみたい方法ですね。
一方で時間分散は機会損失にもつながる!
これまで、時間分散を行うことは良い、と説明してきました。
ただ、一方で、機会損失につながる可能性も否めないことは理解しておく必要があります。
たとえば、100万円の自己資金があったとして、10万円ずつ10回に分けて時間分散を行った投資を行うとします。
そうすると、100万円の投資が完了するまで10か月もかかります。これは、十分な時間の機会損失にもつながります。
また、手数料も10回かかってしまいます。10回分の手数料は非常に無駄です。
もし、この100万円が自身の生活に必要でない余剰資金ということであれば、一気に投資してしまうことも選択肢の一つであると思ってください。
時間分散はほどほどに
時間分散は、先のドルコスト平均法にのとおり非常に有効な選択肢の一つではありますが、一方で時間の機会損失にもつながります。
生活資金とは別に資金があり、投資に回す方は、その金額は全額一括で投資してしまうのも一つの手です。
筆者は、余剰資金は一括で投資してしまいたいと思います!
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